HEARTS/Double Bside

HEARTS
Double

Singalong

2020,02,12
ボンイヴェール Zepp Tokyo

1/21、待ちに待ったBon Iverの二度めの来日公演に行ってきました。
ボンイヴェール (レトルトカレーじゃないですよ!(笑)
アメリカのウェスコンシン出身のジャスティン・ヴァーノンを中心とした10人編成バンドです。
時と場合によりバンド編成も変わるらしく、今回は6人でのライブでした。


彼らは2012年にグラミー賞を受賞しており、
今年も3部問にノミネートされていて、
アメリカでは2万人規模のアリーナクラスのビッグバンドですが、
日本ではZepp Tokyo(2700人くらいの規模)でのライブ。
こんな小さい箱で聴けた事は本当にラッキーでした!

彼らのMVもアーティスティックで面白いので紹介します。
iMi ダンスとアニメーションが音とリンクしていて素晴らしいです

ファンの人はもちろん、
彼らを聴いたことがない人でも引き込まれてしまう、音楽性の高いライブでした。

リードヴォーカルも務めるジャスティン・ヴァーノン、
見た目はいかついですが歌が本当に上手いんです!
低めのかすれた声から高音まで出る音域の広さに付け加え、
エフェクトをかけたりするので、耳にしたことのない神秘的な歌声になります。

スタジオでの録音模様
楽器も曲によってギター、サックス、バイオリン、ドラム、シンセサイザー等マルチに使いこなし、
フォークソングやゴスペル、ドローン、エレクトロ、ポストロックインダストリアルビート、
アンビエント、ジャズセッション等々を絶妙なセンスで組み合わせて作る楽曲は、
まさに現代音楽的バンドアンサンブルです。


U(Man Like)  
重なった声が寂しさと暖かさがあります

 
ライブでは実験的とも言えるアレンジをしたり、
会場を照らす照明も音楽と共鳴していてとても美しかったです。
観ていてどういう展開になるんだろうと、常にワクワクしっぱなしでした。


Holocene 大自然の映像と音楽が合いますね
最新の機器で繰り出す音響と、ジャスティンの持つ柔らかな声が混じり合う事で、
どこか人間らしさがあり美しい景色の中にいるような心地良さを感じるライヴでした!

 

今回、彼等の圧巻の演奏を生で体験でき本当に良き時間を過ごすことができました。
シンプルで美しいソングラインに加え、最新のテクニックで世界観を表現できることは、
彼らにとって一番の強みなのではないかと思います。

Perth 何重にも重ねた声が、心に響きます 

2007年に"For Emma,Forever Ago"を発表してから
去年の"i,i"を出すまで4枚のアルバムを冬、春、夏、秋の順番で作っています。
アルバムをネット配信やCDでも聴くことができますが、
レコードでも出しているので、針を落としてで聴くのがオススメです!
興味がある方は是非聴いてみてください。
彼らが、これからもどんな表現をしてくれるか楽しみです!

Naeem ダンスがかっこいいです

補足ですが、ジャスティンはBon Iverとは別に、
volcano choirやBig Red Machineというバンドでも曲を作っています。
こちらもぜひチェックしてみるのもいいかも! 

Hey,Ma 荒めの映像がまた良いです 

 Sh’Diah  ライブでもサックスと歌のみで感動的でした


RABi アンコールの一番最後の曲でした

 Edit by 中嶋 瑛 

 
Spotifyで初日のセットリストからプレイリストも作りました

こちら 
1. Yi
2. iMi
3. We
4. Holyfields,
5. Lump Sum 
6. 666 ʇ
7. 715 – CREEKS
8. U (Man Like)
9. Jelmore
10. Faith
11. ____45_____ 
12. 33 “GOD”
13. Marion 
14. Perth
15. Salem
16. Hey, M
17. Skinny Love 
18. 8 (circle) 
19. Sh’Diah
20. Naeem
Encore/Holocene.  Blood Bank . RABi