HEARTS/Double Bside

HEARTS
Double

Singalong

2021,02,09
The Lemon Twigs

The Lwigsを初めて知ったのは今から約4年前。
2017年に行われたフジロックのステージがあまりにも話題となり、彼らを知りました。

兄のブライアン・ダダリオ(爽やかイケメン)と、
弟のマイケル・ダダリオ(普段からメイクをしたり少し個性的)
の『ダダリオ兄弟』から結成されるThe Lemon Twigs。
彼らは、
驚くことにその当時まだ19歳と17歳!!

若すぎる二人の兄弟にみんなが夢中になったと、もっぱらの噂でした。

70年代の音楽と、今の音楽をMIXさせた独特な世界観で、
ひとつの曲にたくさんのメロディーが重なり、何曲もの歌を聴いてる感覚になります。

しっとり美しいハーモニーの後に、力強い激しいメロディーが重なったりと、
激しいアップダウンに振り回されますが、いい感じに調和され
とにかく聴けば聴くほどくせになってくるのです。


彼らの父も有名な音楽家で、(カーペンターズに楽曲提供したがカレンの死により実現できなかったという説があります。)
NYにある家には沢山の楽器の他にレコーディングスタジオまであり、アルバムの収録も家で行われたとか。。一体どんな家なんだ??

恐るべしダダリオ家!!

夢のような音楽環境で育った二人は、幼い頃から楽器に触れ、様々な楽器を演奏します。

弟のマイケルはギター、ベース、ドラム、ピアノ、
兄のブライアンはギター、ベース、ドラム、ピアノ、に加えヴァイオリン、チェロ、トランペットまで演奏でき、
PVからもその多才ぶりが伺えますので、ご紹介したいと思います。

今回、私が紹介する曲は、
1stアルバム『Do Hollywood』の”These Words”という曲です。





イントロは逆光でとてもかっこいい感じではじまります。

兄が歌い出す直前、ドラムの弟がシンバルを握る動きが機敏で、
袖がブリブリの衣装を着ているにもかかわらず演奏がとんでもなくうまいことが映像からわかります。

The Whoのドラム(キース・ムーン)のように叩き方が特徴的でちょっとおかしいですが、なぜかかっこよく見えちゃいます。

そして兄ブライアンのイケメンぶりと美しい歌声にメロメロになり、
弟マイケルの不思議なドラムさばきとパフォーマンスに圧倒され、観ている方も大忙しです。笑

そして衣装やメイクにセンスが光るのもThe Lemon Twigsの見どころのひとつで、
この ”These Words” のPVはフォトグラファーのTim Warkerの世界みたいでとてもかっこいいんです。
着ている衣装や、ヘアスタイル、少し奇抜なメイクさえもいちいちお洒落で見入ってしまいます。

ファッションのせいもあるけれど、彼らの音楽やPVにはイマドキの感じはなく、
古いミュージックビデオを観ているようで、ふたりが昔の音楽やファッションをこよなく愛していることが伝わってきます。
それが若い人たちから、大物のミュージシャンなど幅広い人たちから支持される魅力なのかもしれません。

まだまだ若くて今後が楽しみすぎるダダリオ兄弟!!
あの有名なギャラガー兄弟のように音楽業界を代表するブラザーになることは間違いないですね。


おまけ

そして噂を聞いてから約1年後、、、

2018年11月29日。
念願だった彼らのライブに行くことができました。

クールな兄のブライアンと、もはや超奇天烈な動きのマイケル。

圧倒的なパフォーマンスと唯一無二の存在感で会場はざわざわ。笑
とんでもないものを観てしまったという衝撃でした。笑



今までも数々のライブに行きましたが、間違いなく群を抜いたステージでした。

まだまだコロナ渦の中、ライブの開催もなくつぎに会えるのは少し先になりそうですが、
更にパワーアップした若き兄弟を必ず観に行きたいと思います。


2018年 11月29日のライブより

Double 江良友規子