HEARTS/Double Bside

HEARTS
Double

Singalong

2017,10,11
Blur
「Song2」

イントロの8ビートのドラムを聞くだけでテンションがあがり、
「 Woo hoo!! 」
と思わず歌いたくなるこの曲。 
今回はBlur5thアルバム「Blur」より「Song2」を紹介したいと思います。

20 years ago today

@blurofficialがシェアした投稿 - 2017 2月 10 2:30午前 PST



1998年当時洋楽もそんなに知らない僕は、プレイステーションで遊んでいました。
このゲームの中で流れていたBGMが「Song2」との出会いでした。


Blur-Song2
(YouTubeより)

1990年のイギリスは、
皮肉った歌詞に、独特なポップサウンドが特徴の中流階級出身のブリット・ポップのBlurと、
荒々しくも壮大なメロディーを奏でる労働者階級出身のブリティッシュ・ロックのOASISが中心に音楽業界を盛り上がっていました。

@blurofficialがシェアした投稿 - 2017 1月 16 5:01午前 PST

Oasisさん(@oasis)がシェアした投稿 - 2017 5月 10 10:57午前 PDT


階級制度の歴史が長いイギリスでは出身が異なれば、もちろん仲も悪い。
この対照的なバンドをメディアがほっておくわけもなく次第に、エキサイトしていきます。
日本では考えられませんが、シングルの発売日を重ね、どちらが売れるかと、「Battle of Britpop」とイギリス紙の一面を飾るほど。
このシングル同時発売対決は世界中で注目され日本の深夜のニュースでもその結果が報道されました。
結果はblur274000枚、OASIS216000枚とBlurに軍配。
OASISの計算に誤差があったと言われたりしていますが
後にOASISにはアルバムセールスで大きな差をつけられてしましますが、最終的には一緒にセッションするような間柄になります。
1990年代はNirvanaによって起こった空前のグランジブーム。  
OASISとBlurの時代は長くは続きませんでした。
当時はアメリカのShowビジネスがマーケティングの鬼門になっていた為、イギリス国内では売れるが、アメリカでは売れない。
そして、19972月、Blurのデーモン・アルバーンが言った有名な一言

「ブリットポップは死んだ」

ブリット・ポップの幕切れと共に誕生したのがこの「Song2」なのでした。
Blurはシニカルながらユーモラスのある音楽性やロンドンを歌うことを辞めて、アメリカっぽいノイジーで独特なギターをとりいれます。
この曲を初めて聞いたときに、なんとなくNirvanaっぽいなと感じたのは僕だけでしょうか。
静か、うるさいを交互に移行する展開や、コード進行が少ないところ。
一番はディストーションのかかった、ギターサウンド。
pvの中でもディストーション(音を歪ます装置)を踏んでスイッチを入れる場面が収録されています。
ブリットポップ始めからのファンからは賛否両論でしたが、以前は全く相手にされなかったアメリカで、ついにヒットさせます。
自分たちのサウンドに流行を取り入れ、なおかつハイレベルなところまで持っていく。
ヒップホップからラップ、オーケストラなど様々なジャンルを取り入れ、更にその才能を開花させます。

後にVoデーモン・アルバーンはソロとして「Gorillaz」で活動の幅を広げ世界中でさらに多くのファンを獲得し,あのipodcmでも起用されるほど

(Gorillaz Official Video You Tubeより)

 キャッチーで、新しい匂いがするこの曲、みなさんも聞いたことがあるはず。
イギリスの価値観を音楽にすることで成功を収めたBlurが生き残りをかけ、アメリカのグランジを取り入れ、イギリスとアメリカの音楽をミックスさせて誕生した「Song2
ブリットポップの終焉を歪んだギターで世に知らしめ、イギリス的でもアメリカ的でもない名曲誕生の瞬間でした。
ここからBlurは多彩な音楽性を持ち、イギリスを代表する骨太なバンドに成長していきました。
あのNirvanaはPixiesから、BlurはNirvanaから何かしら影響を受けているそうです。
どのミュージシャンも自分達の匂いを残しながらも、新しい流行を取り入れていく姿勢。
ヘアスタイルもファッションも同じだなと感じながら、カットしたくなった今日この頃です。

written by 中原章義