HEARTS/Double Bside

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Double

「晴れのち」

2019,11,04
マドモアゼル プリヴェ(Mademoiselle Privé)展 - ガブリエル シャネルの世界へ

ロンドン・ソウル・香港・上海と世界を巡回してきた
シャネル 
マドモアゼル プリヴェ(Mademoiselle Privé)展がついに日本にも巡回してきたということで
行ってまいりました。
天王洲アイル。

普段生活しているとなかなか行くことのない土地にウキウキしながら歩いていると
目の前に突如あらわれた周りの景色とは馴染むことのないほどのお洒落な一角。
そう、言わずと知れた『寺田倉庫』のお出迎えです。



混雑を避けるためか、
事前に時間ごとに予約ができるシステムで、
CHANELの公式のLINEから(今どき!!)予約ができます。

10月22日から始まったこの展示は良くある展覧会とは違って、
3回の期間に分かれてワークショップで実際の技術を目の前でほんの少し体験できるそうです。
絶対やりたい!!!と思って予約をしようと思いましたが、
私が行こうとしていた期間が『刺繍体験』だったため、人気すぎてすぐに予約枠が埋まってしまいました。


ということでいよいよ中に入ります。
入り口を入ると、大きな黒い手すりの階段がお出迎え。
足元を見ると『LOOK HERE』の文字が。

前を見て見ると
騙し絵の手法で壁に描かれた螺旋階段。
シャネルの歴史を刻む場所でもあったカンボン通り31番地に構えたシャネルのアパルトマン、
ブティック、クリエイションスタジオ、アトリエが繋がった建物の鏡が曲線に張り巡らされた有名な大理石の螺旋階段を再現しているそう。


実際の螺旋階段の横に張り巡らせてある鏡には実はふたつの素晴らしい効果があり、

一つは、人々を魅了した不思議なプリズム効果。
まるでカラクリ屋敷にでもきてるような不思議体験。



そしてもう一つは誰もシャネルの姿を目にする事無く、
シャネル自身が彼女のショーやモデルたち、そして観客の反応を見る事が出来た事
(彼女の大好きな数字でもある上から5段目が景色を見渡せるお気に入りの場所だったそう)


 Frank Horvatの写真展で見た階段からのぞくシャネル の影。

階段を上ると初めに見えてくるのが、
マドモアゼル シャネルのクリエイションスタジオのドア。


ドアはドアでも良く見るとそこにあるのはすべて刺繍でできたドア。

ドアノブまでも刺繍でできていて、だまし絵のようです。
制作時間が1200時間という話で、ゆうに50日間もかかったこの刺繍は細部まで見応えありです!

そしてこの展覧会自体がシャネルがプライベートの空間として使っていた3階部分のアパルトマンを再現した空間になっています。
実際彼女のすべてが注ぎ込まれたようなアパルトマンでしたが、彼女自身は生涯一度もここで眠りにつくことはなかったそうです。
(近くのリッツホテルを34年間寝室として使っていたそう。)

ホワイト、ベージュ、ゴールド、ブラック、レッドの
シャネルが生前ブランドのイメージで掲げてきた色の5つをテーマに部屋が構成されていて、
コレクションごとに刷新されるオートクチュール、1921年に誕生した伝説的なフレグランス「シャネル N°5」、
そして1932年にマドモアゼル シャネルがデザインした“BIJOUX DE DIAMANTS”(ダイヤモンド ジュエリー)の復刻版が
それぞれの部屋ごとに飾ってあり、オートクチュールは実際手にとってさわれそうな距離に展示してあり、
細かいビーズ刺繍などは圧巻です。











 5つのエリアを抜けると、マドモアゼル プリヴェ展にまつわるスケッチや、映画監督のソフィア・コッポラがガブリエル・シャネルにオマージュを捧げ、東京のエキシビションのために手掛けたビデオコラージュ作品を見ることができます。





そして会場を出るとそこで来場者全員に配られる『おみやげ』が、女の子は絶対嬉しいはず!

12月1日まで入場料は無料での展示になっておりますので、

是非足を運んでみてはいかがでしょうか?



■マドモアゼル プリヴェ展 / ガブリエル シャネルの世界へ
日程:10月19日~12月1日
会場:B & Cホール-天王洲アイル
住所:東京都品川区東品川2-1-3
時間:11:00-20:00 (最終入場19:30)
料金:入場無料

BY:コイヌマ ミホ