2022,02,08
My Funny Valentine
2022年早いものであっという間に2月です。
2月ということで、バレンタインに因んだ1曲を紹介したいと思います。
魅力的な容姿と雰囲気を持ったトランペット奏者のチェットベイカー。
沢山のアルバムを残した中でも名盤と言われる
『Chet Baker Sings 』
で最初に収録された “My Funny Valentine"
後のアルバムに何度も収録されたり、ライブでの定番曲になったそう。
トランペッターとして有名なチェット・ベイカーですが、わたしはチェット・ベイカーの優しく儚ないボーカルが大好き。
特別上手い!とかではないかもですが、なぜか惹かれる不思議な魅力を持った歌声だなと感じるのです。
沢山のアーティストにカバーされているこの曲は元々1930年代にブロードウェイで上映された
ミュージカルの劇中歌として作られた曲だとか。
バレンタインという名前の男性とバレンタインデーをかけて書かれた歌詞はとても可愛い内容。
『わたしの楽しいあなた、優しく滑稽なヴァレンタイン
あなたはわたしを心から笑顔にしてくれる
あなたの姿はちょっと面白くて
写真写りも悪いけど
わたしにとっては最高傑作なの
身体はギリシア彫刻のようではないし
口元だって締まりがないから
あなたが何かを話しても
頭がいいとは思えない
でも、わたしを想ってくれるなら
どうか髪の毛一本も変えないで
そのままのあなたでいてくれたら
毎日がバレンタインデーのよう』
ド直球の愛の告白。。。
ちょっと恥ずかしくなるけど、人を好きになるって理屈じゃ割り切れないっっっ!!!
でもなんだか素敵ですよね。
ドラッグに溺れ、波瀾万丈な人生を送ったチェット・ベイカー
そんな彼の人生を少し垣間見れる映画
イーサン・ホーク主演のBorn to be blue もお勧め!
劇中でのイーサン・ホークの歌声もいい感じです。
内田由美