HEARTS/Double Bside

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Singalong

2022,04,06
細野晴臣 『恋は桃色』




こんにちは。

自称、細野晴臣ファンの中嶋です!

ロックやフォーク、カントリー、民族音楽、テクノ、アンビエント、映画音楽などいろんなジャンルで活躍してきた細野さんのファーストアルバムHOSONO HOUSEから

『恋は桃色』を紹介します。

1973年はっぴいえんど解散直後に埼玉県の狭山市の自宅で録音されたこの曲。

優しい細野さんの声とバンドの演奏が心地よい一曲です。



ここがどこなのか どうでもいいことさ どうやってきたのか 忘れられるかな

土の香りこのペンキのにおい 壁は象牙色空は硝子の色

夜をつかって辿り着くまで 陽気な唄を吐き出しながら

闇へとつっぱしる火の車 赤いお月様と鬼ごっこ


ここは前にきた道 川沿いの道 雲の切れ目から覗いた 見覚えのある街

トゥルットゥールル トルゥ トゥールル...

おまえの中で雨が降れば 僕は傘を閉じて 濡れて行けるかな

雨の香り この黴のくさみ 空は鼠色 恋は桃色

ここは前にきた道 川沿いの道 雲の切れ目からのぞいた 見覚えのある街

トゥルットゥールル トルッ トゥールル...

 

1973年の若かりし頃の細野さんが作ったHOSONO HOUSEの『恋は桃色』と比較して聴いて欲しいのが、2019年に細野さんが再録したHOCHONO HOUSE(ホチョノハウス)の『恋は桃色』。



細野さんは昔の自分がHOSONO HOUSEをどうやって作ったのか思い出せないと語っていましたが、(そんな所がなんとも細野さんらしい。)

昔と同じやり方にこだわらない細野さんだからこそできる、また全然違った味があり面白い。

今も昔もどちらの細野さんも魅力的です。


きっと必ずなんとかなるさ!と思える歌い出しのフレーズが心地良くて僕のお気に入りの部分がこちら。

『ここがどこなのか、どうでもいいことさ、どうやってきたのか、忘れられるかな』

ここが何処でどうやってきたのかなんてどうでもいい事さ、、まるで細野さんの人生の哲学の様な詩ですよね。


実際に懐かしい匂いと淡い色を思い浮かべる、恋の曖昧さと儚さをも感じさせ天才的な歌詞が素敵です。

 


 

そして細野さんの集大成とも言える2019年に開催され細野観光と50周年の様子をちょっぴり紹介します。



高齢音楽家の人生絵巻と書いちゃう辺りが細野さんらしい、、笑


目の前で細野さんのギターなど貴重な楽器コレクションを見ることのできる貴重な機会でした。

昔からギターはほとんど自分で買ったことがないそうですが、、、笑






どうやって演奏するのかわからない物やおもちゃなど世界中のいろんな国の楽器がありました。

世界中のいろんな音楽を柔軟に受け入れてきたからこそ、いろんなジャンルで名曲を作れるのかもしれません。


恥ずかしながら泰安洋行のアルバムにて、お決まりの様にやちゃいました笑



恵比寿で行われた50周年のイベント『細野さんみんな集まりました』にて恵比寿に集まりました!




細野ファンの僕が欠かさず聴いているラジオinterFMのDaisy Holiday。(日曜の深夜25時〜)

登場するゲストに『すごいね〜』と言って『僕なんていい加減でいつも適当だよ。』とよく言いますが、他の人の良いところを認めて、自分に謙虚な姿勢でいる細野さんだからこそ言えることなのかもしれません。

コロナ後に大きく世の中が変わってしまいましたが、細野さんの様に肩肘張らず柔軟に今を楽しんでいきたいものですね。

今回はこの辺で、最後まで読んでいただきありがとうございました!!


                                     中嶋 瑛