2023,09,23
Radiohead/creep
こんにちは!
今回から音楽ブログを担当させて頂くことになりました、Doubleの宇佐見洋生です。
記念すべき第一回は、僕の夏の思い出話しに少しだけお付き合いください。
夏を終わらせたくないと言わんばかりに強い陽射しや蒸し暑さがまだまだ続いていますね。
夏と音楽と聞いてフェスを一番に思い浮かべる方、多いのではないのでしょうか。
と言うことで、僕の思い出のフェスソング、サマーソニック2016年でのRadioheadの「creep」について書かせて頂きたいと思います。
1992年にリリースされた「creep」は、Radioheadが世界に知られるきっかけとなった代表曲です。
それと同時に「creep」の後に続くヒットソングがなかなか出ず、メディアや世間から一発屋と囁かれていました。
the Holliesとの盗作問題など、バンドにとって曰く付きの曲になっていることも有名な話しです。
1998~2003年の間は、演奏する機会はあれど、ライヴのセットリストからは完全に封印していた時期もありました。
炎天下の中約5時間程粘って最前列まで辿り着くも、楽器の転換に20分ほどかかりその間に意識は朦朧。
同じような状況下、熱中症で運ばれていく方もちらほら見受けられましたが、
生Radioheadを目に焼き付けるぞ!と意気込んでいた僕、こんなことで倒れているわけには勿論いかないわけです。
とうとうその瞬間が、、
アンコールの3曲目の「creep」、イントロですっかりヤラれてしまい気づいたら自然と涙が流れていました。
そののち自分も含め会場中で大合唱。鳥肌、、
But I'm a creep
僕はウジ虫
I'm a weirdo
気持ち悪い男なんだ
What the hell am I doing here?
一体こんなところで何をしているんだろう
I don't belong here
僕はここにいるべきじゃない
とても自虐的で否定的な歌詞ですね。笑
メロウで繊細なサウンドからガガッとジョニーグリーンウッドが掻き鳴らすギターから一気にエモーショナル
そう、エモーショナルなんです。
ポップで明るくて元気付けてくれるような曲では決してなく、
自分の嫌なところやどうしようもないところも曝け出して感情のままに吐き出している。
そんな寄り添い方もあるのかと思わせてくれる一曲なんです。
ちなみに2021年には同バンドのフロントマン、トム・ヨークからソロリミックス音源を解禁していたりして、
封印されていた時とは打って変わって近頃ではライブでもcreepが歌われることが珍しくもなくなってきているようです。
そうなってきた理由は明らかにはされていませんが、、
世界的なバンドとなり30年以上経った今、世界中から愛されてる曲を純粋にファンを楽しませるために聴かせてくれているのだろうと思うとこの曲をこのバンドをより好きになります。
ex.
映画の挿入歌にも使われることの多いこの曲、よかったら併せて観ていただきたいです。
一つ目は「シクロ」
若きトニーレオンが出ています!
ヤクザであるトニーレオンが
彼に思いを寄せる美しい女性を
客に売ってしまい後悔しているところにこの曲がかかりなんともやるせない気持ちになりました。
*引用元:http://19740930.blog57.fc2.com/blog-entry-353.html
二つ目は「フレンチなしあわせのみつけ方」
主演であるシャルロットゲンズブールがCDショップで「creep」を視聴している時に隣にやってくるのがジョニーデップ。
ジョニーデップはカメオ出演なのですが、数分のこのシーンだけでも心奪われます。流石ジョニーデップ…!!圧巻の色気です…!!
*引用元:http://blog.livedoor.jp/clockworkorenge/archives/50066967.html
最後は「ガーディアンズオブギャラクシーvol3」
アライグマだったロケットの生い立ちが語られる本作。
冒頭からアコースティックバージョンの「creep」と共にロケットの表情がなんとも切なくて…。
*引用元:https://jp.ign.com/guardians-of-the-galaxy-vol-3/67614/review/volume-3
この映画のシリーズは沢山の挿入歌が入っているので音楽好きならサウンドトラックだけでもとっても楽しめちゃいます。
以上、宇佐見洋生でした。