2017,09,14
oasis
「super sonic」
"俺は俺自身にならなきゃ
他の誰かになれやしないんだから
超音速で翔んでるみたいさ
ジントニックをくれよ"
言わずと知れた oasis デビューシングル「 super sonic 」の一節。
「 超音速 」というタイトルからは考えられないぐらいのミディアムテンポと、
リアムギャラガーのまったりとした歌いっぷり、
韻を踏んでいく歌詞が耳に残るストレートな rock ナンバー。
ふぃーりん すぱーそにっ
ぎーぶみ じんあんとにっ
耳に残りますね。。。
この曲をきっかけとして、oasis は the beatles 以来のモンスターバンドとなっていきます。
それもわずか2、3年というスピードで・・・。
怒れる若者の代弁者となった彼らは、イギリスはもちろん世界中でROCKの悪ガキとしての名を馳せていきます。
この曲以外でもファーストアルバムに収録されている曲には、当時の自分たちの落ちぶれた生活やそれらに対する怒り、 それでいてどこか繊細な部分が表現された曲が多くおさめられています。
この栄光の三年間がデビューシングルと同じタイトルでオアシス初の長編ドキュメンタリー映画が昨年公開されました。
結成からデビューまでの全く相手にされていなかった時代から、大きく飛躍していくまでを本人達のインタビューと過去の映像で繋いでいく形になっているので、
ファンはもちろん、2、3曲しか知らないという方でも見やすい内容になっています。
歌詞の冒頭には力強いメッセージがこめられています。
俺は俺自身にならなきゃ
他の誰かになれやしないんだから
作詞作曲をしたノエルギャラガーは劇中で、
「スーパーソニックが発売された日、ライブで客が大声で歌っていた。俺が夜中の3時に書いた意味不明の歌詞を。」
と発言しています。
シリアスなメッセージとそれをうやむやにするような意味不明な言葉、ノエルの文学的センスを感じます。
少しづつお客を増やしながらライブをやり続けて、CDが発売された日にはたくさんのお客が自分の歌を大合唱、、、ノエルはどんな気持ちだったのでしょうか?
「俺は俺自身にならなきゃいけない」言葉にすれば簡単なことですが、実行していくには強い信念が必要でしょう。
僕ら美容師も初心を忘れず、本物を目指して邁進したいです。
自分だけのかっこいい、かわいいを求めて。
ロックンロールスターではありませんが、、、笑
written by 髙田 昌宏