2016,09,14
ためてつなげるものづくり
POOL
時刻は午後9時50分、新宿駅南口。
閉店間際の本屋に駆け込むために大急ぎでエレベーターに乗り込んだ。
本屋に向かう途中、ふと目に入ったカラフルな情景に目が止まる。
気がつくと目的も忘れ、お店に並んでいる “カラフル” たちに吸い寄せられていく。
赤・青・黄色・緑・ピンク・灰色・・・
色とりどりのお洋服が並ぶラックは新宿という町ではあまり見かけることのない光景で、あっという間に夢中になった。
時折吹く涼しい風が心地よく、気がつけばあっという間に気分は秋モードな今日この頃。気持ちは知らぬ間にシフトしていて、物欲にかられる毎日。
そんな私はあっという間に「POOL」の虜になった。
インテリアショップとして有名な「IDEE」の店頭に並んだ、この「 POOL 」のタグがついた洋服。「POOL」は、2015年から始まったIDEEのプロジェクトで、mina perhonenのデザイナー皆川明さんの監修のもと、無印良品の生産過程で生まれる端切れ、残反や訳あり商品として陽の目を見ることのなかった端材を使い、そこから服を作るという活動を展開しています。
10色9型の「いろいろの服」
10色9型の構成からなる今季の「POOL」はコート、ワンピース、スカートすべてフリーサイズ。
とにかく色がすごく綺麗で、どの色も日本人の肌色に馴染む素敵なラインナップになってます。
どれもワンサイズしかないのは着る人によって表情が変わる洋服たちを楽しんで欲しいという願いのもと。
形も着回しの効きそうな飽きのこないモノばかりで、目移りしてしまいます。
私はその中でもひときわ目を引く赤色のワンピースを購入。
今までは、真っ赤なワンピースなんて私にとって派手すぎると思いなかなか手をつけることはありませんでしたが、着てみて色馴染みの良さにうっとりしてしまいました。
秋色といえばついつい落ち着きがち。
価格帯もリーズナブルなモノばかりなので、「POOL」でカラフルな秋を過ごしてみるのも時にはいいかもしれません。