2017,08,12
パンと日用品の店 わざわざ
長野県のちょっと辺鄙な山の上にある”わざわざ”。
わざわざ行くから”わざわざ”なんだとか
食と生活それぞれの面から、自分たちが心からよいと思うものを販売しているお店だそうです。
そんな噂を聞きつけて長野の温泉旅行を計画してわざわざ行ってきました。
上信越自動車道を下りて街から山道に入り、ナビを頼りに20~30分ほどでしょうか
畑とたまにある民家といった田舎道をくねくねと走り、本当にこんな場所にお店なんかあるのかと
不安になってくる頃、数件並んだ民家の端っこを通り過ぎた時ナビが目的地に到着と...
どう見ても民家の納屋?
他県ナンバーの車が数台止まっていたので、恐る恐る入口のドアを開けて見たら、
そこには外観からは想像できない素敵な空間がありました。
お店に入るとまず目に入るのは自家製のパンと焼き菓子。
店内は焼きたてのパンのいい匂いに包まれてなんとも幸せな気分に。
パンは2種類の食事用のパンだけというのがポリシー。
自家製酵母のカンパーニュと牧場の絞りたての牛乳でつくる長時間発酵の微量イーストの食パンの2種類で毎日食べる日々の糧になる健康的なパンを目指しているからだそう。
僕は食パンを一斤とカンパーニュを1/2個、すぐ食べるようにスコーンを2つ購入
味は甘みが少なく風味がしっかりしたパンという印象、すごく美味しいって感じではないけれど
噛むほどに素材の味を感じる素朴なパン。
それもそのはず、作り手の意図は、
“毎日食べても飽きない味というのは、普通の味ということで、つまりは特別に美味しくてはいけない 一口目が明らかに美味しくてはいけないし、それは一般的に一口目の美味しさというのが表層的な美味しさであり、 甘かったり、濃かったり、インパクトのある味であることが必要なので、そういう派手な美味しさは毎日食べるものにはいらないと考えている。”
と作り手の想いがつまったパン。
う~ん、奥が深いですね。
何やら一生懸命に生地をこねている様子。
間近でパンを作るところを見る機会なんてなかなかないのでじっと見入ってしまいました。
あえて作業を見せることで商品に対するこだわりと自信を感じます。
因みにわざわざのパンは売り切れが多いみたいですがWEBで購入することもできるみたいですよ!
店内にはパンやお菓子を焼いている大きな薪窯があってわざわざこの薪窯を見学しにくる方もいるのだそうです。
二階スペースは雑貨。
長く使える日用品や、地元の作家の作品、環境に負担をかけない暮らしをできるような消耗品などをセレクトしているそうで、どれも味がある愛着が湧きそうなものばかりでみているだけでワクワクします!
その他にも調味料やお茶っぱなど普段のスーパーでは見かけないこだわりの品揃え。
調味料好きの僕にとってはたまらない場所です!
わざわざの店名の通りわざわざ行く価値のある素敵なお店でした。
”わざわざの働き方”というオリジナルの本も出版されているそうなのでご興味ある方は読んでみてください。