2021,09,26
読書の時間
気がつけば秋。
夏の名残を感じる強い日差しの中、時折り吹く冷たい風に癒される。
お久しぶりです。松山です。
食欲の秋
芸術の秋
読書の秋
と、いう事で今回もまたわたくしのお気に入りの一冊を紹介させていただきます。
"レター教室" 三島由紀夫
本が大好きな兄に薦められ、20代の時に出会った本です。
年齢も職業も違う5人の登場人物が手紙でやりとりするなんともユーモラスなシチュエーション。なんだかんだでみんな繋がっていてそれぞれに宛てた手紙の内容が
恋の応援だったり、
ラブレターだったり、
皮肉だったり、
お金を借りたり、
断られたり、
こじらせたり、
想い合ったり。
読んでいるこちらがその人間関係を隙間から覗いているようなハラハラ感がたまらい。
読んでいただいて是非面白さを味わっていただきたいのです!
現代でも共感出来る内容が60年前にえがかれていたなんて。時代は変わっているけど、人の感じとる心は変わっていない。
なんて不思議。
なんて素敵。
なんてオシャレ。
なんて衝撃。
勝手なイメージで難しくて読めないかもと思っていた三島由紀夫。
今はもっと読んでみたい三島由紀夫!
そして、なにより大切な人に手紙を書きたくなるそんな一冊なのです。
何度読んでも面白い!!
秋はどっぷり読書漬けですね。