2016,07,20
花ことばのような花火
FIREWORKS
昼の汗を流してス〜ッとしたあとに、庭や近くの公園まで出かけた。
手には水を張ったバケツとロウソク、そして主役の花火。
二本も三本も一気に火をつけては空中で絵を描くように振り回し、キラキラする姿に見とれた。
時間も忘れ、目の前のそれに夢中になっていたあの頃の気持ちがふと蘇ってくる。
たくさん花を散らす置き型のものや、シュルシュルシュルッと地面で回転するもの、ビュィーーンっと空に飛んでいくもの・・・・
木の枝に吊るしてクルクル回る姿をながめたり、打ち上がったあとに落ちてくる落下傘を、暗闇の中で必死に追いかけた。
親から買ってもらった花火たちは、幼い私の心をいともかんたんにさらっていくばかりだった。
東京で明るい夜を過ごすようになっても、あのときめきは忘れられず。思い立って買ってきては、密かに今でも楽しんでいる。
そんななか。
昔ながらの花火はもちろんのこと、最近はこだわりのある花火もたくさん増えてきて、値段もさまざま。
なかにはおしゃれなパッケージの花火も増えてきて、最近のお気に入りは、「 fireworks 」。
少し贅沢な花火ですが、女子的な気分の上がり具合で言えば、やっぱり見た目も重要。
それぞれに別の火花が出るようにこだわっていて、さらには一つ一つにエピソードが付いています。
それは、まるで花を贈るときのような花言葉のよう。ちょっとロマンチックにエピソードから選ぶのも楽しそうです。
コンビニやスーパーでセット売りされている花火もお手軽でいいけど、「ひと手間かけて選んだ花火に火をつける」そんな楽しみ方もいいかもしれません。